「お歳暮」と「お年賀」の違いについてご存知でしょうか?言葉自体には聞き覚えがあっても、意味や違いについては分からないという方もいらっしゃるかもしれません。今回は、お歳暮とお年賀の意味や違いなどについてご説明いたします。
お歳暮とお年賀の意味
お歳暮はお世話になった方々に対し、1年の謝意を込めて贈るギフトのことです。「年の暮れ」つまり年末を表す言葉で、毎年一年の終わりに挨拶回りと感謝を伝える「歳暮回り」という行事が行われていました。その際に持参されていた手土産が現在のお歳暮と呼ばれる原形だそうです。
お年賀とは、お世話になっている方々に対し、「今年もよろしくお願いいたします」という気持ちを込めてお渡しするギフトをいいます。新しい年の神様である歳神様をお迎えして祀る、日本古来の習慣がありました。年始のご挨拶回りで神棚や仏壇に「御歳魂(お年玉)」というお供え物を持参する習慣がお年賀の起源といわれています。
お歳暮はお祝い事の扱いにはなりませんので、どちらか一方が喪中であったとしても贈ること自体には全く問題ありません。
お年賀には新年を祝う意味が込められているので、どちらかが喪中の場合は控えましょう。
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