日頃からお付き合いのある法人様にお歳暮を贈る前に必ず確認しておきたいのがコンプライアンスです。最近は日本でもよく使われる言葉なので、なんとなく聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今回はコンプライアンスとお歳暮に関してご説明いたします。
まずはコンプライアンスの意味を簡単にご紹介いたします。
直訳するとコンプライアンスは「命令」「規則」「従順」といった意味になります。
日本での一般的な用いられ方は法令遵守ですが、実質的には法律に加え、社会的ルールを守った企業活動といった、もう少し広義での意味になります。
コンプライアンスに違反すると、企業は社会的信頼を大きく失い、最悪の場合廃業にまで追い込まれます。コンプライアンスは会社だけでなく社会の安全や安心を維持するためにも必要なことなのです。
お歳暮やお中元を贈与とみなし辞退する企業がある一方、一年の感謝と来年のお付き合いを意味することから贈与ではないと捉えている企業もあります。
主に代々続く中小企業などは取引先を大切にする精神が根強く、お歳暮を贈る習慣が残っているところも多くみられます。
お歳暮を贈ることは良いこと悪いことと一概に断言できません。
つまり「贈る」「贈らない」のどちらか一方に片寄るのではなく、企業ごとに柔軟な対応が求められます。
※コラムの内容については、地域性や諸説ございます。
日本郵便株式会社として記載内容のみを推奨しているものではございません。