毎年、5月になると訪れる母の日。大切なお母さんに日頃の感謝を伝える日ということで、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。そんな母の日ですが、「今年は何日なのだろう?」と日付がはっきりわからない方も少なくないでしょう。
また、母の日の贈り物と言えばカーネーションが定番です。ただカーネーションだけではなく何かしらのプレゼントも一緒に贈れば、もっと喜んでもらえるでしょう。
今回は、母の日の日付や、カーネーションを贈ることになった理由や種類、カーネーション以外に人気の母の日プレゼント・ギフトなどについて紹介していきます。
2026年の母の日は、5月10日(日)です。母の日は日にちが固定されているわけではなく、毎年変わります。そのため、母の日が近づいてきた際、「今年の母の日はいつだろうか?」と疑問を抱くこともあるかもしれません。ここでは、母の日の日付や、母の日に向けた準備のスケジュールについて紹介します。
母の日は、ゴールデンウィークが終わってすぐ、5月の第2日曜日と定められています。年によって日付は変化するものの、常に日曜日ということで覚えやすいと思います。
具体的に母の日は5月の何日なのか、知っておけば準備もしやすいもの。そこで、2026年から10年間の母の日の日付を調べてみました。最も早い場合で8日、最も遅い場合で14日となり、約1週間の差があることがわかります。なお、曜日はいずれも日曜日です。
郵便局のネットショップが実施したアンケートによると、母の日ギフトを購入するタイミングとして「母の日の1週間から1か月前」と回答した人が過半数を占めました。「母の日の1か月前」と答えている人も30%に上っているため、計画的に準備しているケースが多数派のようです。
母の日はゴールデンウィークの直後にあります。人気の商品を確実に手に入れたいのなら、遅くてもゴールデンウィーク前までに準備しておくのがおすすめです。心配であれば、母の日ギフトが店頭に並ぶ頃には検討しはじめた方が良いかもしれません。なお、母の日用のギフトは、3月中に販売をはじめるお店もあります。ネットでの販売もあるので、母の日という文字を見かけるようになったら、調べてみると良いでしょう。
母の日が終われば、次に父の日がやってきます。父の日は、母の日と同様に日付は固定されておらず、6月の第3日曜日とされています。
お母さんに感謝の気持ちを伝える「母の日」ですが、その起源や意味などについてはあまり知られていないかもしれません。まずは、母の日が生まれた背景や日本で広まっていったきっかけなど、母の日の基本的な知識について解説します。
「母の日」の日付は、毎年5月の第2日曜日です。起源については諸説あるものの、アメリカのアンナ・ジャービスを由来とする説がよく知られています。フィラデルフィアに住んでいたアンナは、「母親に感謝を表す記念日」づくりのために、祝日の制定へ向けた活動をはじめました。 1907年5月12日、アンナは亡き母を偲んで教会の祭壇に白いカーネーションを飾り、翌年の1908年5月10日、母の追悼式を開いて、参列者に白いカーネーションを配りました。 これが最初に行われた「母の日」の式典とされています。 アンナにつづく動きはその後、米国内に広まり、1914年に当時のアメリカの大統領ウッドロー・ウィルソンが、毎年5月の第2日曜日を母の日という記念日に制定することになりました。
アメリカで母の日の式典がはじまった直後の1913年に、日本の教会でもお祝いがはじまりました。 現代のように大衆の習慣として広まるようになるのは、20年以上も後のことです。 日本で母の日を全国的な行事に変えたのは、国内の大手菓子製造業者である森永製菓の影響が大きいとされています。
森永製菓は1936年に「母の日中央委員会」を設置し、翌年に「第1回森永・母の日大会」を開催。 母の日大会には、東京都練馬区の豊島園に約20万人の母親が無料で招待されました。 このイベントがきっかけとなり、日本国内でもアメリカにならって、毎年5月の第2日曜日を母の日として祝うことが普及していきました。
日本だけではなく、多くの国に母の日やそれに類する記念日はあります。日本ではギフトとしてカーネーションを贈るのが定番ですが、国ごとで贈り物などの事情は異なります。
国 | 母の日の日程 | 定番の贈り物 |
---|---|---|
アメリカ | 5月の第2日曜日 | カーネーション |
イギリス | イースターサンデーの3週間前 | カーネーション |
オーストラリア | 5月の第2日曜日 | 菊の花 |
フランス | 5月の最終日曜日 | お母さんが好きな花やお菓子、物など |
フィンランド | 5月の最終日曜日 | ミニバラ、ヴァルコヴォッコ(二輪草) |
トルコ | 5月の第2日曜日 | お花やプレゼント |
ハンガリー | 5月の第1日曜日(女性の日) | お花やプレゼント |
タイ | 8月12日(シリキット国王妃の誕生日) | ジャスミン |
韓国 | 5月8日(両親の日) | カーネーション |
ネパール | 4月中旬~5月中旬のどこか1日 | お菓子や卵、果物など |
エジプト | 3月21日 | コップ一式、お盆、スカーフなど |
「母の日」と言えば、カーネーションを贈る習慣が知られています。母の日に贈るカーネーションには、どのような意味が込められているのでしょうか。
カーネーションは、アンナ・ジャービスの母親が好きだった花と言われています。 アンナの母親は、ボランティア団体の「母の日ワーク・クラブ」を結成した人物で、世界平和の実現に向けて献身的な活動を行ったことで知られています。 存命中には南北戦争中に傷ついた両軍の兵士を看護する活動をつづけ、女性差別の撤廃や労働環境の改善、子どもの保護などを訴える社会活動家として活躍していました。
母の日には、赤いカーネーションを贈ることが一般的です。 赤いカーネーションの主な花言葉は「純粋な愛」「母親への愛」「真実の愛」といったものがあります。 アンナ・ジャービスが亡き母に捧げたカーネーションは白かったため、健在の母親へは赤、故人の母親へは白と区別されるようになったとする説があります。
近年では品種改良が進んだこともあり、ピンク、オレンジ、紫など、赤以外のカーネーションを贈ることも一般的になっています。 贈る際には赤のみにこだわらず、基本的には母親の好きな色で選んでかまいません。
ピンクのカーネーションの花言葉は「感謝」「温かい心」「気品」「美しい仕草」
オレンジのカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「清らかな慕情」「あなたを愛します」
紫のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」といったものが代表的です。
カーネーションの花言葉はほとんどがポジティブなものばかりですが、紫については「気まぐれ」「移り気」といった意味もありますので、メッセージカードなどを添えて誤解がないようにしておくと良いでしょう。
母の日ギフトといっても、内容や商品によって金額はさまざまです。色々な商品を見ていく中で、平均的な価格帯がいくらなのか、ふと気にかかることがあるかもしれません。では、母の日ギフトの費用相場はどれくらいなのでしょうか。
母の日ギフトの費用としては、3,000〜5,000円という価格帯が一般的です。郵便のネットショップが実施したアンケートでも、母の日のプレゼント予算は「3,000円以上5,000円未満」が74.7%と大多数を占めています。
安すぎず、かつ高すぎてお母さんに気をつかわせることもない、ちょうど良い価格帯という感覚として選ぶ人が多いようです。そのため、この価格帯のギフトは定番のカーネーションをはじめとしたフラワーギフト、人気のグルメやスイーツ、普段使いができる小物など、ジャンルも商品の種類も豊富に揃っています。
また、15%の人が「5,000円以上10,000円未満」と回答しています。5,000円以上であれば、贈り物の幅は広がるのも魅力です。高級グルメやカタログギフトなども選べるので、特別感を出したい場合にはちょっと奮発しても良いかもしれません。
上記でご紹介した金額の相場は、あくまでも目安です。相場より安くても、相手のことを考えていれば喜んでもらえるもの。一方で、高い贈り物でも気持ちがこもっていなければ、本当に喜んではもらえないかもしれません。お母さんのことを考えて贈り物を選び、渡す際にはしっかり感謝の気持ちを伝えればきっと喜んでもらえることでしょう。
母の日のプレゼントは、定番のカーネーションをはじめとする花が人気です。郵便のネットショップが実施したアンケートでも、実際に母の日に贈ったプレゼントとして45%の人が「花」と回答しています。この中にはカーネーション以外の品種も含まれているので、定番以外のプレゼントを選ぶ方も多いようです。
同アンケートによると花以外で人気のプレゼントは、スイーツが18%、グルメが13%、花とスイーツのセットが12%とつづきます。母の日のプレゼントには、花や食べ物を選ぶ人が多数派なようです。また、少数派ではあるものの、雑貨・小物、お酒、旅行・食事などを贈る人もいます。
お母さんに気持ちが伝わるプレゼントを選ぶために、母の日に人気のプレゼントをあらためてチェックしてみましょう。
母の日のお花と言えばカーネーションです。色は赤が定番ですが、ピンク、オレンジ、紫などがあります。また、生花だけではなく、長持ちするドライフラワーやプリザーブドフラワーも人気です。定番ギフトだからこそ素直に気持ちが伝わりやすく、お母さんにも喜んでもらえるでしょう。
お花とスイーツを一緒に贈るタイプの商品です。お花の種類は豊富で、カーネーションやアジサイ、百合などさまざまなお花から選べます。スイーツについても、カステラやどら焼き、洋焼菓子などいくつかの選択肢があります。スイーツは幅広い層に好まれる商品が選ばれているので、普段あまり接する機会の少ない遠方の母親や義母でも失敗しにくいのが魅力です。
カーネーション以外にも、バラやアジサイ、百合、蘭、マーガレットなども母の日のプレゼントに選ばれることもあります。お花が好きなお母さんや、「毎年カーネーションを贈ってきたけど、たまには違うものを贈りたい」という場合におすすめです。
どら焼き、カステラ、大福、羊かんなどの和菓子、さらにはケーキ、チョコレート、マカロン、バームクーヘンなどの洋菓子も、母の日ギフトとして人気があります。好きなタイミングで楽しめる焼菓子が定番ですが、事前に相手へ連絡したうえでケーキなど日持ちの短いものを贈るのも、特別感があっておすすめです。
グルメ商品は、うなぎ、海鮮、寿司、すきやきなどが人気です。また、かまぼこ詰め合わせや煮物詰め合わせ、漬物詰め合わせなどの詰め合わせ商品は、さまざまな味を楽しんでもらえます。さらには、メロン、マンゴー、さくらんぼといったフルーツ類の商品もあります。料理が趣味の方であれば、調理が必要な肉や海鮮などを贈るのもおすすめです。母の日という特別な日には、ちょっと奮発して高級なグルメ商品を贈るのも良いでしょう。
緑茶などのお茶類や新鮮な果物を使用したジュースなど、お茶・ドリンク類もニーズがあります。お茶やドリンクはほっと一息つくタイミングで楽しめるので、お母さんへの感謝の気持ちを伝えやすいのが魅力です。健康に配慮するのであれば、ローヤルゼリードリンク、飲むお酢などの選択肢もあります。
おしゃれなカーネーション入りのハーバリウムや造花などのインテリアとして飾れる小物類や、ストールとお菓子のセット、スマホポシェットとお菓子のセットなどもあります。どれも日々の生活で気分が上がるアイテムなので、毎日をさらに楽しく過ごしてほしい気持ちを伝えられるでしょう。
贈り物を自分で選べるカタログギフトも人気です。幅広い価格帯が用意されているので、「予算は決まっているけど何を選んだらいいかわからない」という人に向いています。グルメに特化したカタログギフトをはじめ、ランチやディナー、宿泊、美容などを楽しめる「体験型」のカタログギフトなど種類も豊富です。
毎年5月の第2日曜日が、母の日。認知度が高い記念日である一方で、日付が固定されていないため、「今年の母の日は何日か」がすぐに出てこないこともあるかもしれません。母の日の直前になって、「何を買ったら良いのかわからない」と慌てないためにも、余裕を持って下調べをしておくことが大切です。母の日は、お母さんに日頃の感謝を伝えられる日です。贈り物の価格よりも、気持ちが大切です。「何を贈れば喜んでもらえるのか」をじっくり考えて、お母さんに素敵なギフトを贈りましょう。
郵便局のネットショップでは、母の日にあわせて贈るのに最適なギフトを多数取り扱っております。幅広いジャンルや予算の商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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