病気やケガで心細い思いをしている時に、お見舞いや励ましをいただくのはとてもありがたいこと。回復したら、ぜひ感謝を込めて快気祝いを贈りたいものです。では、いつ、どのくらいの贈り物をすればいいか、見ていきましょう。
入院中だけでなく、退院後も自宅で療養が続く、あるいは通院しながら様子を見ることは多いもの。体調の落ち着かない時期に無理して贈り物の用意をするのでは、せっかくの「元気になりました」というご報告が、逆に体に障りかねません。あまり遅いのも考えものですが、退院後(自宅療養の場合は起きられるようになってから)10日〜1カ月程度を目安に、体調と相談しながら贈るのが良いでしょう。
負担の軽い手術やケガなど、退院後すぐにご本人が動ける、元気な状態であれば、あえて時期を待つ必要はありません。ご心配をかけた方には早いうちに「元気になりました」というご報告をして、安心していただきましょう。
お見舞いは「病気・ケガの治療に役立ててほしい」という気持ちが込められた贈り物。いただいた分の同額以上になるような快気祝いを贈っては、先様のお気持ちを無駄にしてしまいます。そこで、一般的に快気祝いはいただいた額の「半返し(半額)」程度の額で用意することが多いようです。また、“後に残る”ものはマナー違反とされますから、「半返し(半額)」でも高額になってしまうような場合はお菓子類とカタログギフトを組み合わせるなど、工夫して贈るとよいでしょう。
職場などで連名のお見舞いをいただいた場合、おひとりおひとりに快気祝いをお贈りするとなると、予算が数百円に・・・なんてことも珍しくありません。1個ずつに熨斗をかけるのも大げさになってしまいますから、小分けにできるお菓子のようにまとめて快気祝いを用意するといいでしょう。