歳をとってくると年齢に関するいろいろな祝い事が増えてきますが、そのひとつは喜寿祝いです。これは77歳を祝うというものであり、由来としては草書体で書かれた「喜」という漢字が七十七という風に読めるところから、めでたい区切りとしてお祝いをされるようになりました。還暦祝いと古希祝いというものもありますが、これらに関しては中国から伝わってきたものです。それが日本にも根付いているのですが、喜寿祝いに関しては日本が発祥とされています。日本では七という数字は縁起が良いとされていますので、それが並ぶ77歳という年齢は祝うべきタイミングとしてもよいと考えられてきたのでしょう。また、77歳まで健在ということ自体もお祝いがされる理由です。現在では平均寿命も長くなっており、77歳はさほど珍しい年齢でもありません。しかしながら長生きには違いありませんし、家族が長生きをしてくれているのは嬉しいもので元気を祝うという意味合いもあるのです。
長寿を祝ってくれた方々へ、簡単にでもお返しの品を準備しておくと、お祝いをした側の人も嬉しい気持ちになり、お互いに気分よく喜寿のお祝いを迎えることができるでしょう。家族や親族、近隣に住む方や昔の仕事仲間などが集まってお祝いの席を開いてくれたのであれば、その場で来てくれた人にお礼の品を渡すというのも一つの手です。遠方に住んでいる親戚などから宅配便でお祝いの品が届いたなら、電話で感謝の意を伝えつつ、こちらからも何かお返しをしましょう。77歳ともなれば身体的には万全な状態とは言えないかもしれませんが、元気な孫の様子に一緒に元気づけられることもあるでしょう。それに本当に些細なものでもこちらからも感謝の意を示しておくことで、今後も祝ってもらえる機会も増えていくものだと思います。
喜寿祝いをする時、一般的には、形に残るような贈り物を用意することが多いと思います。そのギフトは、どのように選べばよいでしょうか。まず、ギフトとして形に残るモノを贈るのは良くないかもしれません。年齢的にも、物に執着する気持ちが薄れている為、気持ちも満たされていることが多いです。その為、いまさら物を貰ってもあまり喜べないという点です。喜ばれやすいものとして、旅行が挙げられます。家族との時間は大切にしたいと考えている人が多い為、記念になる旅行はお祝いに適していると言えるでしょう。旅行を贈る際の選び方ですが、無理の無い日程の旅行が好ましいです。遠方だと、体力的にも辛く、また持病がある場合、旅先で悪化する恐れがあります。体調面と相談をしながら決める事が求められる為、特に体調面には注意しながら考えましょう。もちろん、かかりつけの医師がいるのであれば旅行に行く事の相談が必要ですし、安全面についてもよく考えながら計画を進めましょう。
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