60歳を迎えたことを記念する「還暦祝い」。平均寿命が延びている現代では、昔のように「長寿を祝う」意味合いが薄れつつあります。お祝いする側も、「節目として特別なお祝いをする」ものと考えておくのがよさそうです。では、どんなギフトが喜ばれるのでしょうか? 今回は「義理の母」へのギフトのポイントをご紹介します。
品物を贈る場合は、すぐになくなるものではなく、記念に残せるものを選びたいところ。お手入れが要らず長く楽しめるプリザーブドフラワーや、お出かけの際に活躍するバッグ、家族と過ごすときに身につけたくなる衣類などは、どなたにも喜んでいただけるのではないでしょうか。ポイントは若々しさ。一昔前は赤いちゃんちゃんこで祝った還暦ですが、今や60歳はまだまだ現役の世代なのです。
還暦ともなれば、持ち物はある程度ご自分でそろえていることも多いもの。それよりも、おいしい食事を家族と一緒に味わいたい、みんなで思い出に残ることがしたいなどと思う方も多いでしょう。そこで、まずは家族そろっての食事会や写真館での記念撮影など、記念に残る思い出を贈ることを考えてみてはいかがでしょうか。ご招待するにあたっては、当日だけでなく、現地で撮影したスナップ写真をアルバムにして届けるなどのアフターフォローも忘れずに行うと、より素敵な思い出になること間違いなしです。
1人っ子や男兄弟で実の娘がいないお義母さんなら、義理の娘さんがショッピングへ連れ出したり、人気のカフェや観劇へ一緒に行ったりして「親娘気分」を味わってもらうのもおすすめです。逆に、実の息子がいないお義母さんなら、義理の息子さんがリードして、家族でドライブやスポーツ観戦などへ行ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、娘も息子もいるというお義母さんであっても、普段あまり体験できないことをする機会があるのはうれしい気持ちになります。好みがわからないようなら、レストランでの食事やレジャーなど、お好きな内容を選んでいただける体験カタログギフトもおすすめです。
実の娘、息子となると、お祝いをするにもなんとなく「大げさになるのでは……」と、お互いに照れてしまってなかなか実行できないかもしれません。そんなときこそ、義理の娘、息子であるあなたの出番です。せっかくの節目ですから、思い切ってお祝いしてあげましょう。例えば、普段は写真を嫌がるようなお義母さんでも、家族で撮った記念写真を見れば、きっと喜んでくださるはずです。