赤ちゃんの誕生を祝ってお贈りする出産祝いは、ママにもご家族にも喜んでもらいたいもの。
では、どんなものが喜んでもらえて、どんなものだとがっかりされてしまうのでしょうか。本当に喜んでもらえる出産祝い選びのために、実際に出産祝いを受け取ったママたちに、そのホンネを聞いてみました。
※過去5年以内に出産祝いをもらったことがある女性400名にインターネット調査
調査実施:ギフト総合研究所
いただいた出産祝いの値段相場をママたちに聞いてみました!お相手別に紹介していきます。
孫の誕生となるご両親は、高価なお祝いを贈っていることがわかりました。人気が高いのは、現金やベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどの高額なベビーグッズのようです。
「両親以外の親せき」では、「10,000円程度」が約4割、「20,000円以上」、「5,000円程度」がそれぞれ約2割という結果に。一般的には、同じ親せきでも、普段からお付き合いのある近しい親せきには高めのお祝いを贈ることが多いようです。
「兄弟・姉妹からの出産祝い」もアンケート同様、「10,000円」〜「30,000円程度」が相場と言われていますが、贈る相手や贈る側の年代によっても金額は異なるというのが実情のようです。
「友人や同僚からの出産祝い」では、「3,000円程度」〜「10,000円程度」が8割以上となり、この価格帯が相場といえそうです。友人や同僚からの贈り物としては、育児の必需品であるベビー服、タオル、おむつなどが人気の高いプレゼントです。これらの消耗品はいくらあっても困らないのが魅力です。
「ママ友からの出産祝い」は関係の深さにもよりますが、おおよそ「1,000円」〜「3,000円程度」が相場と言われています。育児の悩みも共感できるママ友は、相場の範囲内で実用的なプレゼントを贈ることも多いようです。
いとこからの出産祝いの相場は10,000〜20,000円程度です。受け取る側の負担にならず、且つお祝いの気持ちがしっかりと伝わる金額であると言えます。
叔父・叔母からの出産祝いの相場も、いとこ同様10,000〜20,000円程度です。どちららの金額に合わせるかは悩ましいところですが、日頃の関係の深さで相場のラインが決まってくるようです。
祖父・祖母からの出産祝いの相場は、10,000〜30,000円程度とやや高めになります。かわいいひ孫へのお祝いを、という気持ちの表れと言えそうですね。
20代は「5,000円」〜「10,000円」が相場ですが、学生のうちは「5,000円以下」の場合も多いです。
30代も相場感は大きく変わりませんが、後輩や部下へのお祝いは気持ち多めで、贈った方が良い場合もあるでしょう。
40代は社会的な立場もあり、相場がやや高くなります。職場の部下への出産祝いであっても「10,000円」程度が相場になるでしょう。
「もらってうれしかった!」という出産祝い人気No.1は「現金」で、なんと46%。好みのベビー用品を買ったり、赤ちゃんのために貯金したり、生活費に当てたりと、自由に使えることからも、「現金」がいちばんうれしいというのがママたちのホンネのようです。
2位以下には「ベビー服や肌着」、「紙おむつなどの消耗品」、「ベビーカーなどの育児用品」、「おもちゃ・絵本」が順にランクイン。
「ブランド物のベビーグッズ」や「育児便利グッズ」、「花や植物」、「ママをねぎらう品」などがランク外となっていることからも、より生活に密着し、毎日の暮らしの中で役に立つ育児の必需品が喜ばれているということがわかりました。
一方、「もらったことのある出産祝い」となると、現金は2位に順位を下げ、その割合は15.8%に。
たしかに、もらう側は、現金をもらうとうれしいものですが、贈る側からすると、金額が直接わかってしまうだけに、「少ないと恥ずかしい…」「どのくらいの金額がちょうどよいの?」と躊躇することが多いのではないでしょうか。
そんなときには、ママたちが本当にほしいものを選ぶことができて、なおかつ直接金額がわからないものとして、カタログギフトを選ぶのも賢い選択の一つなのかもしれません。
また、出産祝いとして現金を贈る場合はマナーにも気を付ける必要があります。
「もらってがっかりした出産祝いはありますか?」という質問には、「がっかりしたことはない」と答えたママが84%、と大半をしめました。少数派とはいえ、16%のママたちが「がっかりしたことがある」と答えているのも事実。ママたちをがっかりさせてしまった理由は何だったのでしょうか?
せっかくなら、自分が贈ったものを喜んでほしいもの。ぜひご参考になさってください。