何かと準備やお金がかかる入学の時期。進学先が決まっている場合は早めにお祝いを贈るようにしたいものです。しかし、受験の合否が分かっていない場合や、卒業と入学の両方が決まっている場合は、贈るタイミングに配慮が必要です。本記事ではさまざまなケースでの入学祝いのタイミングについてご紹介します。
入学祝いシーズンは何かと物入りなもの。入学が決定しているなら、早めにお贈りすると喜ばれます。遅くとも入学の前月から2週間前
には贈っておくとよいでしょう。親戚や親しい友人などさまざまな方面からお祝いをいただくので、品物をお贈りしたい場合には他の方とかぶらないよう、事前に保護者に確認をしておくのがスマートです。
また、「これは被らないだろう」と思っていても、キャラクターグッズなどは保護者が買わないと決めている場合があります。各家庭の教育方針に沿っているか、保護者に贈ってもよいか、購入前に確認しておきましょう。
卒業祝いと入学祝いは重なるもの。両者にどちらを優先するべきかという厳格なマナーはありません。どちらかと言えば物入りなのは入学なので「入学祝い」として贈っても、卒業・入学祝いをまとめて「お祝い」としても問題ありません。お贈りするタイミングは通常の入学祝いと同じく、入学の前月から2週間前となります。
両方を贈ってもマナー違反ではありませんが、過度なお祝いでお相手が恐縮してしまわぬよう気をつけましょう。
合否が関わる入学祝いは、結果が出てからお贈りするのがマナーです。合否が出ても保護者の方から連絡がくるとは限りませんが、事前に「合格は確実」と聞いていたとしても、お相手の状況が分かるまでは入学祝いは控えておきましょう。
特に大学受験・高校受験の際には、第一志望ではない学校へ進学したり、第一志望を目指して浪人したり、進路はいくつかに分かれます。進学祝いを受け取るのはお子さんですし、センシティブな問題ですので、杓子定規に「贈るのがマナー」と考えず、柔軟に対応することが大切です。
入学祝いを贈りそびれてしまったり、受験後の状況が分からなかったりした場合は、ゴールデンウィークあたりまでなら入学祝いとしてお贈りしても構いません。「遅くなりましたが……」と一言添えてお贈りしましょう。
ただ、入学から1年近く過ぎてしまっている場合には、すでに「進級」が控えています。この場合には「進級祝い」としてお贈りすることも検討してみてください。