子供に贈るお祝いは、つい「本人が喜びそうな」ものを選んでしまいがち。贈られた本人の笑顔も素敵ですが、卒園祝いの場合は、「成長を喜ぶ」意味合いもありますので、成長してもずっと使えるものを贈ってはいかがでしょうか。
卒園は、贈る側だけでなく、贈られる子供本人とっても成長の印。入園する頃にはおもちゃにしかならなかったアナログの目覚まし時計も自分でセットできますし、汚すといけないからと控えてきたお出かけ用の服なども、きちんと着られます。こうした“お兄さん・お姉さんでないと扱えない”品を選んであげると、卒園祝いらしい贈り物になるのではないでしょうか。
卒園の次に控える入学を見据えて、鉛筆やタオルハンカチ、水筒、学童用の傘などを贈るのもおすすめです。鉛筆やタオルは無くしやすいアイテムでもありますから、名入れをするのも良いでしょう。ただし、防犯上外で持ち歩くものには名前を入れないという方針の親御さんもいますので、その点は注意が必要かもしれません。
保育園・幼稚園の制服は、入学後はもう着ることがありません。成長ぶりがよくわかる姿でもありますから、家族での記念撮影を贈るのもよいアイデアです。制服がない場合でも、卒園式のおめかし姿はこの時だけのもの。ぜひ写真に残しておきましょう。
卒園祝いは、子供が初めて親元を離れ、保育園や幼稚園へ通い続けられたことを褒めてあげるきっかけでもあります。子供の好きなごちそうをメインに食事会を開いたり、家族でテーマパークへお出かけして過ごしたりと、子供が主役の1日を設けてあげるのもおすすめです。
小学校入学となると、ランドセルや学用品をはじめ、なにかと物入りです。こちらで選んだ品を贈るよりも、自由に使えるお祝いで、ご両親に必要なものを選んでもらう方が助かることもあります。ものを贈るのではなく、お祝い金やギフトカード、カタログギフトなども視野に入れて良いかもしれません。
お金やギフトカードだけでは味気ないと思ったら、華やかなメッセージカードを添えたり、「おめでとう」の文字が入ったお菓子などをあげたり、子供が喜ぶプチギフトを添えてお贈りするのもおすすめです。お祝いの気持ちが子供にも伝わるように、ぜひ一工夫してみてください。