寒中見舞いに限らず、あいさつ状の返信というのはなかなか困ってしまうもの。例えば近しい相手であれば近況はわかっているのに、「いかがお過ごしですか」「お変わりありませんか」とは書けませんよね。
では、今回を機に、上手な返信の書き方のポイントを覚えておいてください。
寒中見舞いは季節のごあいさつとしてだけでなく、年賀状の代わりや、喪中で年賀状のやり取りができなかった際のごあいさつとしても用いられます。
もし先方もこちらも喪中でなく、こちらから年賀状を出していて、先方から年賀状が来ていない場合は、“年賀状の返信”である可能性が高いので、特に返信する必要はありません。
先方かこちらのいずれかが喪中で、先方から年賀状が来ていない場合、その寒中見舞いは“年賀状に代わるあいさつ”。こちらから年賀状を出していない場合は、もちろん返信するようにします。
喪中と知らずに年賀状を出してしまった相手からの寒中見舞いにも、相手を気遣う意味であらためて返信しておくと、より丁寧です。
珍しいケースかと思われますが、先方もこちらも喪中ではなく、年賀状も双方でやり取りした(もしくは双方でやり取りしなかった)場合の寒中見舞いは、本来の“季節のごあいさつ”ということになります。
これもやはり返信しておくようにしましょう。
いただいた寒中見舞いへの返信として出す場合は、まず便りへのお礼を一筆添えるようにします。また、相手が喪中の場合はおめでたい言葉を避けるようにしましょう。
返信ですので「お元気そうでなによりです」「ひさびさのお便りうれしく拝見しました」など、相手の寒中見舞いを受ける内容にするのがおすすめです。